やさしく照れ屋な男の子、加藤旭くん。自然が大好きな彼は、幼い頃より音楽、とりわけ作曲の才能を発揮し、約480曲もの作品を生み出しました。13歳で脳腫瘍が見つかり、手術、放射線治療、車いす生活、失明…。これらの困難にも希望を失わず、「誰かの心に届くなら」と、16歳の旅立ちまで美しく躍動感にあふれたメロディを作り続けました。「自分の作った曲を何かに役立てたい」「曲をCDにし、小児脳腫瘍の治療方法の確立を訴えたい」「CDがより多くの方の励ましとなること、また今闘病中の方々の命が助かることを祈っています」と、ノートやCDのブックレットに綴ったその想いが、多くの人を巻き込みながら、いま、ひとつのプロジェクトに。


【旭くんからのメッセージ、CDに込めた思い】
 自分にとっての作曲は、勉強ではなく、仕事でもなく、ピアノの練習とも違う、小さい子にとっての虫捕りのようなものです。
 小さい頃、僕は楽譜を書くことが楽しくて仕方がありませんでした。どこかに出かけてきれいな景色を見た時や、いい音や音楽を聴いた時に、自然にメロディーが生まれます。頭の中に流れる音楽をただ書き留めるだけなので、書くのが追いつかなかったり、自分では弾けなかったりします。
 ピアノの三谷温先生が、「作曲を習っていなかったことがかえってよかったのかもしれないね」と言ってくださいました。自分の中から湧いてきたメロディーばかりです。曲が最初に浮かび、タイトルはあとからつけます。妹が数えてくれたところ、約480曲あるそうです。  …続きはここから御覧ください。


【旭くんの生い立ち、自然と共に】
 1999年10月10日、滋賀県彦根市で生まれ、神奈川県足柄上郡大井町で育つ。大井町は県南西部に位置し、富士山、酒匂川、相模湾、丹沢山系を望む土地。小鳥のさえずり、かえるの大合唱、虫の声など自然の音に恵まれた環境で、幼少期よりその景色や音を楽しむ。  …続きはここから御覧ください。